マンション分譲の大手の大京が川崎で分譲したマンションの構造上の欠陥が見つかった。マンションの柱や梁などの結合部分などに発泡スチロールや材木などの混入や空洞が見つかり、柱の鉄筋が設計図より不足するなどの構造上の欠陥が見つかり、耐震の強度を満たさない為、施工会社の東亜建設工業と共に責任を認め住人に対して建替え工事を行う事が決まった。また工事の東亜建設工業は工事を下請けへ丸投げしていた事実も判明した。このようなマンションメーカーの手抜き工事や構造欠陥工事は昔から、この業界では横行していた。少し前にはあの社会問題にまでなった耐震強度不足設計のヒューザーマンション事件や三菱地所が大阪で分譲したマンション敷地に有害な重金属の重要事項説明違反事件ではマンションの買戻しに三菱地所が応じた事件があり、社長が宅地建物取引業法違反で逮捕されるなどの事件もあった。今回の事件は以前から地震の後に雨漏りが起きて専門家に調査させたところ工事の手抜きや構造上の欠陥が見つかったが、これから起きうる大震災には耐震強度不足で倒壊の危険のマンションがさらに増えた感がする。